子どもラップで遊んでみよう、学んでみよう、歌ってみよう
―「パパママ・プリーズ!」子どもラップ・エコ解説-
(監修 フルハシ環境総合研究所)
子ども向け解説
このラップの歌詞を調べるだけでも色々な環境問題に気付くはず。
解説を参考にみんなで調べてみよう。
きっと自分たちや地域にとって一番関係の深い、関心の高い環境問題に気がつくはず。
そうして色んなことに気が付いたら、みんなで工夫して替え歌ラップ作りにトライしてみたらどうかな?
しかもそれは君たちだけのオリジナル。
ダンサーは低学年、高学年がラッパーのCOOL&POP!なHIP-HOPチームが作れるかも。
これって環境学習?
なんてエンタメでエコなんだ。
子どもラップを通した指導要項
1、ネガティブ・モード
―解説―
環境問題により人間の生活が脅かされる可能性のある現象が自然界ではすでに起こっています。このまま放置していると子ども達の世代が大人になる頃には大きな支障が出てしまう例を取り上げました。
これらを参考に、皆さんの周辺にある心配なことがあると思います。
どんなことがあるか皆で考えたり探してみましょう。
●アマゾン、シベリア、カリマンタン⇒生態系の破壊が進む地域(主に違法伐採。カリマンタンはインドネシアのボルネオ島の現地名)
●白くま、ペンギン、サンゴ礁⇒温暖化による絶滅や頭数の激減が心配される生き物
●ツバル、南極、東京湾⇒ツバルは温暖化による海面上昇で陸が水没することが心配されている。南極は氷床の溶解が心配される地域。東京湾は高潮による海抜の低い地域への浸水が心配されている。
お子様向け解説見本
- アマゾンは日本から地球の反対側にあるブラジルと言うとても暑い国を流れるとても大きくて長くて広い川なんだ。
とても大きな木がいっぱい茂っていて、動物たちがたくさん住んでいるんだよ。
シベリアは日本よりずっと北にある、とても寒い国ロシアの、地面が凍っていて、ちょっぴりしか栄養が無い土地に、時間をかけてしっかり育った、背がとても高い木がたくさん育ってるんだ。
カリマンタンは日本の南の暖かくて湿り気の多い島だから、木はどんどん育つんだよ。
ここで採れる木から紙の材料や家を作る材料がいっぱい作れるんだ。
でもね、そんな木をみんなお金に変えようと、どんどん採って売るだけ売って、その後ほったらかしにしてしまう人たちが一杯いるんだよね。困ったね。
大事な動物たちは減っちゃうし、酸素をたくさん出してくれる木はなくなっちゃうし、雨で植物を育てる土が流れてしまうし、今までそこで幸せに暮らしてた人たちが暮らせなくなっちゃうんだ。
おまけに動物や酸素や食料が減っちゃうと世界中の人たちも困っちゃうよね。
- 白くまは北極に住む大きなクマ、冬眠の眠りから覚めると、子供と一緒に沖に出て来てアザラシ狩りをするんだ。
アザラシは海の上の氷の中に巣を作って子供を育てます。そして白くまは氷の上を渡ってアザラシのそばまで近寄ります。つまり氷がないとアザラシも住めないし、白くまもそばまで近寄れない。
でも今は海が氷る時期がどんどん短くなってアザラシも減ってしまうし、白くまはアザラシの住んでるところまで行けないから、いつもおなかぺこぺこ。子供白くまもおなかぺこぺこ。
で、それはどうして?地球全体が少し暖かくなりすぎたんだね。
- ペンギンは南極やその近くにはたくさん住んでるんだ。でも子育てする場所や餌の小魚が温暖化のせいで減ってるんだよ。
餌が足りなくておなかをいつも減らしている。雪の嵐がいつもゴーゴー吹いている南極の厳しい冬はこれじゃ過ごせない。卵もこれじゃかえらない。育てられないんだ。
- サンゴ礁にはニモ(クマノミ)みたいなきれいな熱帯魚がたくさんいる。世界中の魚の半分くらいの種類が住んでる大切な場所なんだ。日本では沖縄が有名。
サンゴのきれいな色は一緒に住んでいる藻の色なんだ。サンゴは海水の温度が2℃上がるとびっくりして仲間の藻を追い出しちゃうんだ。そうするとサンゴは真っ白になってしまう。
今の海はどんどん暖かくなってきていているから、早く暖かくなるのを止めないときれいなサンゴと熱帯魚はいなくなっちゃう。困ったね。
- ツバルは日本の南の方にある小さな島。山も丘も無いから、海面が盛り上がると、すぐ水浸しになっちゃう。
今は温暖化でどんどん海面が高くなっているから校庭も道も畑も水浸し。
南極は氷が溶けて真水がどんどん海に流れ込んでます。氷河も海に流れ出して氷山になってぷかぷか。船に当たったら大変だ。
東京湾だってそうなんだよ。東京は満ち潮の時の海面より低い街がいっぱいある。
このまま海面が高くなると、いつか水浸しになってしまうから、たくさん工事をして、お金を使って溢れないようにしなければいけない。でもどこまで堤防を高くすれば良いんだろう?温暖化を止めないといくらお金があっても足りなくならないかな?
替え歌ラップ指導要項
自分があまり出来ない環境に良いことって何?自分たちの街で心配なことって何かな。みんなに守ってほしいことって何かな。そんな言葉をいっぱい探してみよう。
そんな心配なことをあれこれあれこれ並べてもラップが創れるんだよ。
2、ポジティブモード
―解説―
温暖化の課題を放置せずにどんな対処が取れるのか、また取れば良いのか、エネルギーから生態系サービスまであげてみました。
もっともっと色々なやり方があります。皆さんで色々考えてみましょう。
お子様向け解説見本
●太陽ぽかぽか、潮風ぴゅーぴゅー⇒自然の力は偉大です。電気やガスに代わって、暖房や冷却に力を貸してくれます。しかも燃料代は無料。でも石油がなくなっても大丈夫?
どんな暮らし方がこれからは一番良いのかな?
家のエアコン、マイカーなどなど、今から色々考えてみましょう。
●風車にソーラー、ピュアーなパワー⇒電気エネルギーを作るのはこれ。
北の海は風が強い、山の上も風が強い、太陽は日本中どこでも、住んでるうちの屋根の上で発電出来ます。頭を使って、上手に使えば、人間の力の何億倍もの力を無限に貸してくれます。いくら使っても使い切れないピュアーなパワーは、しかも安全。きれい。
●どんぐり、ミツバチ、里地にみみず⇒CO2を吸収してくれる森林がいつも元気でいられるように木を切ったり(間伐)、植林をして森を守ることは大事だね。リンゴやミカンなど沢山の果物を実らせるにはミツバチに受粉作業を任せるのが一番、はちみつも作れるしね。自然と人の暮らしが一緒になった昔ながらの日本の田舎を里地と言います。
日本では昔からあるこの暮らし方は、昆虫やみみず、家畜たちがみんなにくれる大サービスのおかげで出来るんだ。
さあ、みんなで知恵を絞って、工夫して、探して、取組めば心配なんて無くなるはず。
少年探偵団じゃなくても勇気は凛々湧いてきます。
替え歌ラップ指導要項
自分でやってる環境に良いことって何?自分たちの街ではこんな良いことしてるって何かある?みんなでこうすれば良いのにってことって何がある?
そんな言葉をいっぱい探してみよう。
それをあれこれあれこれ並べてラップにしてみんなで歌ってみよう。 |